CASE STUDY 05

「養命酒」工場内空間のリニューアル

140年前の空間をより魅力的な空間へ。

日本人にはおなじみの「薬用養命酒」は、 南アルプスのふもと、長野県駒ヶ根市の工場で生産されています。 工場が竣工したのは今から40年以上も前。 入り口の案内看板をはじめ、工場内の展示やインテリアは、 ほとんどが当時のままでした。 そこで、工場見学者の試飲などが行われるPRロビーを中心に、 空間デザインをリニューアルするプロジェクトを担当しました。

2養命酒ファンになってもらうために。

工場内のPRロビーは、 休憩や見学者の試飲などのために 使われるだけの場所でした。 そこでこの空間に、「養命酒ファンの獲得」という より明確な役割をもたせることを提案。 そのために必要な「商品理解」と「商品への信頼」を深める 展示や、ゾーニング、導線などをプランニングしました。

3生まれ変わったPRロビー。

シンボルツリーを中心に、養命酒に使われている生薬の実物展示や、 見学者が見て触れて楽しめる仕掛けなど、趣向を凝らした展示物を用意。 インテリアも明るくナチュラルなテイストのものをセレクトし、 居心地がよく、洗練された空間づくりを心がけました。

4工場見学ルートの壁面サイン。

PRロビーから製造ラインへ向かう通路は、一面まっ白な壁がつづいており、 全体的に寂しい印象でした。 そこでピクトグラムを中心とした、親しみあるデザインにリニューアル。 工場のガイドがいなくても見学場所にたどり着けるような、 シンプルでわかりやすいデザインとしました。

5ゲート前の看板も一新。

養命酒駒ヶ根工場の入り口に位置する花の広場「四季咲きの丘」。 工場内空間のリニューアルにともない、 従来の手作り感あふれる物から より洗練されたデザインに一新しました。

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